“ダエーワ
料理”
と
あなた
“クエシェ・カエ・ダエ・シズ・クプズ”
(Kueše Kae-Dae-Shiz Kupz)
レシピレビュー
By サマンサ。
6分で読了可。
⭐⭐⭐⭐★

クレジット
タイトル: ダエーワ料理とあなた
翻訳責任者: C-Dives
翻訳年: 2024
著作権者: Uncle Nicolini
原題: Daeva Cooking And You
作成年: 2024
初訳時参照リビジョン: 6
元記事リンク: ソース
皆さん、私のしがない料理ブログにようこそ! 本日は“ダエーワ料理年代記”の中から一品、レシピをレビューしていきます。この本は以前にも一度、“ダエーワ風柑橘系キジ肉レシピ”のレビューで取り上げていますので、気になる方はこちらからお読みください。
あらゆるものは、たとえそれが食事であっても、政治的な側面を帯びているという認識を改めて持つのは大切だと思います。なぜこんな話をするかというと、歴史好きの方々ならご存知かもしれませんが、近代的・文化的だと自認する人の多くは、自分のものではない文化に対して非常に失礼だからです。確かに、ダエーワ帝国は厳密にはもう存在しませんが、彼らの文化と歴史は今日に至るまで脈々と続いてきました。アンブローズ・レストランのインチキ料理人たちが、本来の料理の虚しい模倣に過ぎない高級志向のメニューを提供しているのを見れば分かるように、料理もまた文化盗用になり得るのです。
すみません、話が逸れてしまいました。
つまり何が言いたいかというと、私は当時の料理人が入手できた本格的な食材だけを使って、このレシピに敬意を表したいのです。それ以上でも、それ以下でもありません。私が政治を引き合いに出したもう一つの理由は、“ダエーワ料理年代記”の記述によると、今回の料理は外交上の賓客をもてなすために振る舞われていたからです! 誤解されがちで悪評も多い魔術流派、ダエーワ流操茸術マイコマンシーの力を見せつけるためのものだったのですね。
せっかくマイコマンシーの話が出たので、ポーランドに住む私のお友達、PZGAことポーランド特異茸狩協会の一員であるズビグニェフ・ノヴァクをご紹介しましょう! 彼が今月初めにカザフスタンまで出張してくれたおかげで、私は遥か昔にダエーバイトたちが料理に使っていた“クエシェ・カエ・シズ”キノコを入手できました! 尽力の見返りとして、ズビグニェフは私のブログで彼の報告書を公開してほしいとお願いしてきたので、喜んでそれに応じたいと思います。
お楽しみください!
“クエシェ・カエ・シズ”Kueše Kae-Shiz
Caro montis
種類: 食用可
形態学的特徴: 本種の菌傘は薄い灰褐色から褐色を帯びた赤色まで様々であり、より淡い色の本体に付着した幅広く扁平な鱗片が、縁に向かって褪色している。菌傘は初め半球形だが、成熟するにつれて扁平になり、直径5~10cmに達する。狭く密集したひだは遊離しており、初めはピンク色、やがて赤褐色、最後には血のような赤色になる。円柱形の菌柄は高さ最大6cm、幅1~2cmで、太く幅狭の輪紋があるが、その上側には筋が見られる場合もある。肉は固くオリーブ色だが、打撲すると淡いピンクがかった赤色に変色する。胞子紋は暗褐色。胞子は楕円形から円形で、大きさは約4.5~5.5μm × 5~7.5μm。担子体には通常2つの胞子が形成される。

異常特性: クエシェ・カエ・シズは胞子の生成にマイコマンシーを使用する必要があるため、ナルカ共同体の外部では非常に貴重な種である。その存在に奇跡術的なプロセスが求められる点を除いて、クエシェ・カエ・シズはいかなる異常特性も示さない。
オカレンス: 前述の通り、クエシェ・カエ・シズが自然に生えることはない。しかし、その生成手法は依然としてナルカの実践者の間で知られている。本プロセスでは伝統的に、オーロックス (現代では家畜ウシまたはヤクが代用とされる) を生贄に捧げ、血抜きをしてから山の雪の下に埋める必要がある。3日間、年配者がウシから抜き取った血を埋葬地に注ぐ。この儀式に従うと、4日目の夜明けに雪中からクエシェ・カエ・シズが発芽する。
利用史: クエシェ・カエ・シズは、ダエーワ帝国の歴史を通じて、しばしば料理に用いられてきた。その肉のような豊かな味わいから、現代のナルカ共同体においても珍味として人気がある。参考までに、クエシェ・カエ・シズは古代ダエーワ語で“山の肉”を意味している。ピルゼサラン文字の読者向けに訳すと、次のようになる。
Fleshs, Of, Thse, Mountain,
勧告: クエシェ・カエ・シズの採集を希望する場合は、必ず適切な仲介者を探すべきである。筆者はナルズム自然保護区に暮らすナルカ共同体に接触し、時間を割いていただいたことに対して多額の謝礼を支払った。
改めて、本当にありがとう、ズビグニェフ! 前置きはここまでとして、レシピに移りましょう!

この料理には次の食材が必要です:
- タマネギ 1個、さいの目切り
- ニンニク 2個、みじん切り
- オーロックスのボーンブロス 2カップ (地元の死霊術師ネクロマンサーから分けてもらいました。)
- 牛乳 ½カップ (これも純正のオーロックス牛乳です。ありがとう、モォ~スフィア(株)!)
- 塩 適量
- 挽き立ての黒コショウ 適量
- クエシェ・カエ・シズ 450グラム、半分に切ったもの。もっと小さく切る方がお好みなら、もちろんそれでも構いません!
- バター 大さじ1杯
作り方:
- 大きめのシチュー鍋でバターを温めます。あまり焦がさないようにご注意。
- クエシェ・カエ・シズ、タマネギ、ニンニクを入れて、水分がほとんど飛ぶまで炒めます。切った大きさ次第で6~8分ほどかかるはずです。
- オーロックス・ボーンブロスを加え、飛び散らないようにそっとかき混ぜます。
- 混ざったら沸騰させ、オーロックス・ミルクを加えます。またそっとかき混ぜます。
- 火を止めます。改めて沸騰させてはいけませんよ!
- 盛りつけたら、出来上がり!

これで完成です!
では、お味のほどは? 皆さん、嬉しいことに、このダエーバイトの珍味は文句無しに美味しいですよ! 作り方は簡単で、大盛りなら2人前、中盛りなら3人前くらいの量になります。
というわけで、今度、家庭料理で誰かを感激させたり、結婚相手の家族の要人を歓待したりする必要がある時には、是非ともこの素晴らしき歴史的な料理を出してみましょう。結局のところ、家族の夕食って外交会議みたいなものですもんね?
皆さん、どうかハングリー精神をお忘れなく。
- サマンサ

