流浪の財団 ハブ
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これは、多元宇宙におけるSCP財団の全職員へのメッセージです。

今朝5時56分、自然現象と目される一連の事象が全時空に於いて発生しました。これらの事象の間に共通点や関連性は確認されていません。唯一例外として確認された共通点及び関連性が、現存する財団の全サイトがこれらの事象により破壊されたことです。

オーチャードからノモスまで、ハークレットからシンダースまで、全宇宙の凡ゆる常設・臨時施設が破壊されたのです。死者は数百万人にのぼり、想像を絶する大規模な収容違反が発生しました。現実性そのものが脅威にさらされており、職員は散り散りになっています。

現時点をもって、私たちは流浪の財団となります。

テレパシーによるネットワークは未だ有効です。かつて2,000万の人員を有していた財団の規模はその10分の1にまで縮小しており、残ったのは幸運にもサイトから離れていたか、移動中であった者達です。事態を把握するまで、喪失した拠点を再建することは出来ません。

悼むべき仲間はたくさんいます  事実悼まなければならないでしょう  しかし、彼らの追悼は明日に持ち越さなければいけません。仕事は山積みです。人員を再編成し、救える命を救い、手遅れになる前にこの状況を食い止めねばなりません。近日中に各員の元へ指示を送るので、それまでは安全な場所で身を隠していてください。裏の"道"を使うか、潜伏に使える現実外領域を探してください。あなた達の力が必要です。

かつて我々の任務は、現実と正常性の崩壊を止めることでした。現在の任務は、現実そのものの消滅を防ぐことです。我々の仕事はより微妙かつ秘密裡なものとなるでしょう。これからの我々は、本物の暗闇に身を置くこととなります。しかし我々は、再び光の中に戻る事が出来るでしょう。約束します。

~"管理者"(前O5-5)。

流浪の財団

Taleシリーズ by TuftoTufto

1) 複次元型貨物列車で
2) 西行きの旅客列車で
3) 吊り下げられし大廃趾
4) Multiplying Time Alleyways in the 1960s (2022年11月公開予定。ここには最初から2022年11月と書いてありました。それ以外の記憶は全て虚偽です。)
5) Irene in Leafy English Suburbs (#4の後公開予定)
6) A Porphyry Empire (その後公開予定)
7) The Spider (その後公開予定)
8) Cyberpunk Wire City (その後公開予定)
9) Liminal Spaces in Reality (その後公開予定)
10) The Floating Singapore (その後公開予定)
11) Shadows of a Future City (その後公開予定)
12) Shadows Among the Sarkics (その後公開予定)
13) The Observatory (その後公開予定)
14) I Will Dissect Your Heart (その後公開予定)
15) Elsewhere (その後公開予定)

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