反文化
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昨日 23:07

そういや、SCP-CN-546の異常性について一つ大胆な仮説がある。詳しい内容はあとで送る。


数日前、ナインスはSCP-CN-546-1の収容区画の前を通りかかった。
彼はガラス越しに、群れた人々が集まって楽しそうに大笑いしているのを見た。
だが彼には、その笑い声の中に寂しさと悲しみを感じた気がした。共鳴した者のみが抱き得る感覚だった。
「多分……気のせいだろうな。」


昨天 23:09

なんて言えばいい?


まず最初に、新たな概念を一つ提唱したい――その名も反文化。
この概念は理解するのが比較的簡単だ。文化と反文化の関係は、ちょうどミームと反ミームの関係に相当する。反文化とは、自らを閉鎖する性質を持った文化的習慣のことだ。反ミームと違うのは、反文化は自己閉鎖性を持ちながらも、なお伝播する能力を有しているという点


当然、自己閉鎖性のある状態でどう伝播するのか気になってくるでしょ


その前にトイレ行ってくる(笑)



「デスクトップPC教師の日1、お茶いける信頼魚ミルク。」
ナインスは足を止めて、彼らの会話を聞いていた。
……
「バカ!四脚魚ダメ!」
「相談料グループチャットで空破る。」
すると、そのうちの二人が突然殴り合いを始め、仲裁しようともう一人が輪のなかに入っていった。
ナインスは、警備員たちが部屋に入り、殴り合っている二人を取り押さえるのを見ていた。
「もういいだろ、狂人どもの会話なんか聞いて何になる。」
警備員の一人がナインスを追い払った。

ナインスが立ち去ろうとしたその時だった、SCP-CN-546-1の一人が、彼にも理解できる言葉を叫んだ。
“カオスインサージェンス!四脚魚ダメ、カオスインサージェンス!”


昨日 23:13

SCP-CN-546の話だよね多分?


どう広まるか、あなたなら見抜くと思ったよ。そう、その通り


残念なことに、現在は関連研究が禁止されている……だから推測しかできないけど。まず彼らがこういうミーム性を持つ文書を書く。そして、その文書に興味を持った者が、彼らの中へ自分から入っていく。


しかし現在、その文書は収容されてしまった。これにより彼らの活動できる場がますます狭まっており、彼らは無力になりつつあるのではないかと感じる。



ナインスは自分の部屋に戻った。

彼は、今年財団が採用したインターン生の中で、ここへ配属された唯一の人物だった。
財団内部では、資金面や人材面での支援を得るために財団の存在を公表すべきかどうか(もちろん具体的なオブジェクトの情報は非公開だが)が議論されていると、彼も耳にしていた。
ナインスは、とんでもなく馬鹿げた考えだと思っていた。

彼は振り返ってパソコンの電源を入れ、お気に入りの動画サイトを開いた。


昨天 23:16

そういえば、もうすぐ『██████』が更新されるから、忘れずにチェックしてよ


ああそれ、もうとっくにブックマークに入れてる


それにしても最近、変なエアプ勢が急に増えたよな。あちこちで私達みたいなファン層の評判落としてる


それな


あいつらと一緒にされんの嫌すぎ


仕方無いでしょ。知名度ってのは人が集まらないと上がらないものさ


もうよせ。█chも████wikiも、動画に付くコメントも、最近は荒れてばっかりだ。ああいうはた迷惑な連中を駆逐できないのが恨めしいよ











天下██2はひとつの共同体なのだ。

——SCP-CN-546-1-A





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