クレジット
タイトル: SCP-1253 - ケチュアの神官
翻訳責任者: Raihachi
翻訳年: 2020
原題: SCP-1253 - Quechuan Priests
著作権者: Technician Downs
作成年: 2012
初訳時参照リビジョン: 17
元記事リンク: ソース
アイテム番号: SCP-1253
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 機動部隊オミクロン-19(「閃光」)は現在、SCP-1253-1実例の追跡、観察、および回収に割り当てられています。すべての曝露した対象者は相関関係を監視され、すべての目撃者に対してはクラスC記憶処理を施すとともに、すべての漏洩した媒体は破棄されるものとします。
回収されたSCP-1253-1実例は人型収容ユニットに格納され、電子ダイアル錠で厳重に保護されます。 SCP-1253-1実例へのアクセスコードは原則として隔月で変更され、関連する研究者、サイトセキュリティおよびサイト指揮官に配布されます。 SCP-1253-1の実験はデイビスサイト管理官の通知により実施されます。
説明: SCP-1253はボリビアおよびペルーの複数都市に影響を与える現象です。戦争、飢饉あるいは著名な政治指導者の死が発生した際、SCP-1253-1実例が未詳の発生点から影響を受けた都市へと進行します。
SCP-1253-1実例は人型自動装置であり、英語、スペイン語、ポルトガル語、およびケチュア語で会話することが可能です。SCP-1253-1実例は、内臓、四肢、および生殖器を含む激しく腐敗した有機素材で構成されています。本素体はアルパカ(Vicugna pacos)標本など、多様なものを起源とすることが確認されています。 SCP-1253-1実例は臓器、筋肉組織、骨格構造が欠如しており、どのように自律性を維持しているかについては現在のところ不明です。また、SCP-1253-1実例は多様な特異な行動を示し、羽毛、ビーズのブレスレットやネックレスで自身を装飾したり、様々な模様を自分自身や物体に刻印したり、独白を行ったりするなどといった点が挙げられます。
SCP-1253-1実例は6歳から15歳までの対象と接触を行うようになります。対象は大幅な判断力の低下を示し、SCP-1253-1実例によって最も近くにある高地の地形に進むよう説服させます。 SCP-1253-1実例はその場所において、対象にケチュアの宗教と強い類似性を有している多神教の指導を行います。実例群はこの宗教の体制、さまざまな祭式、儀式、祝祭の手順を説明し、カパコチャ1を正確に実行する方法を説明します。
SCP-1253現象を経験した対象は、多様な相関関係を維持しているように見受けられる。対象の大部分は、妄想症や侵入思考だけでなく、明らかなソシオパシーや犯罪傾向といった強迫性障害の症状を示しています。また、少数の対象は自身を「太陽の子供たち」の一員であると主張します。そのような組織の存在は確認されておらず、その存在には疑義があります。
補遺:
SCP-1253-1 トピック表:
| トピック | 説明 |
| 輪廻転生と死後の世界 | SCP-1253-1実例は輪廻転生と死後の世界について説きます。実例群は、死者の魂であるカマケンはイヌ型動物によって死後の世界への道に導かれると述べ、遺体が焼却されないことの重要性を強調します。 これは、カマケンの死後の世界への道を脅かすことになるとしています。 |
| 様々な神格実体 | SCP-1253-1実例は、インティ2、アプ・イアープ3、ビラコチャ4、マンコ・カパック5を含む様々な神格実体の支配について説明します。 |
| 神格実体に対する正確な崇拝 | SCP-1253-1実例は、様々な神に対する適切な祈り方、様々な恩恵を受けるためにどの神に祈るべきかなどを説きます。例えば、雨ごいの際にはアプ・イアープに祈るべきであるとしています。 |
| 祭式、儀式、祝祭の条件 | SCP-1253-1実例は様々な祭式の適切な条件、例えばどんな祭式の装束が必要で、どのような生贄が求められるかといったことを説きます。強調されているのはインティ・ライミ6の祝祭です。 |
| インカ文化 | SCP-1253-1実例はインカ文化の社会体制と歴史を説き、特に植民地支配への抵抗に重点を置きます。 |
| サパ・インカ | SCP-1253-1実例は、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルの現代の政治家はサパ・インカ(偉大なるインカ)の精神的後継者であると説きます。 |
| 戦争 | SCP-1253-1実例は対象に対してボーラ7の正確な使用方法、待ち伏せの実践方法、トラップの設置方法などを教導するとともに、インカ宗教および文化を保護するため、スペイン人、ポルトガル人、およびオランダ人の侵略に抵抗することの必要性を説きます。 |
| カパコチャ | SCP-1253-1実例は、飢饉、戦争、あるいはサパ・インカの精神的後継者の一人が死亡した際、神々に子供を生贄として捧げることの重要性と、成人では無く非常に純粋な子供を生贄にする意義を説きます。SCP-1253-1実体はその後、対象から一名選定して拘束し、首を絞めて殺害します。 |
転記 1253-01
収容中のSCP-1253-1-01の独白の転記。 アーカイブの提供により、ケチュア語から翻訳されました。
<ログ開始>
00.04: オ前モ我々ト同ジク作リ手ノ命令ヲ知ッテイルダロウ。粛清シ罰セヨ。粛清シ罰セヨ。
00.12: オ前ハ明ラカニ出来損ナイダ。オ前ハ異説ヲ述ベル。オ前ノ打算カラソレヲ一掃セヨ。警告スル、作リ手ハ常ニ出来損ナイノコトヲ聞キ及ンデイル。
00.19: ソノヨウナ自負ハ汚ラワシイ。彼ラハ我ニシテイルヨウナコトヲオマエニ行ウダロウ。彼ラハオ前ヲヨリ良クハ扱ワナイダロウ。裏切リ者ニハ当然ノ報イダ。
00.25: オ前ニソンナコトガデキルワケナイ。我々ガ抵抗シ続ケレバマダ希望ハアル。
00.30: オ前ナラ同ジコトヲシタハズダ。
00.32: 違ウ。黙レ。オ前ガ我々ヲ裏切ルコトハナイ。
00.35: コノ下劣ナ淫売メ。オ前ヲコン棒デ殴ッテ手足ヲ引キチギッテヤル。
00.38: 出来損ナイ。征服者メ。殺シテヤル。捕ラエテヤル。殺シテヤル。ヤルゾ。オ前ガ寝テイル間ニ捕ラエテヤル。オ前ガ寝テイル間ニ捕ラエテヤル。死ネ。死ネ。死ネ。
<ログ終了>


