SCP-2228-JP
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アイテム番号: SCP-2228-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 財団は民間のプロバイダへ介入し、SCP-2228-JPの発生トリガーと考えられる電話番号への架電を監視します。民間人による該当番号への架電が試みられた際には、自動的に接続を切り替え財団が用意する音声案内に繋げます。SCP-2228-JPの発生を誘発する番組放映に対しては、ゲリラ的な放映の兆候を検知・遮断する体制を維持してください。

発見されたSCP-2228-JP-1は回収後、サイト内の標準的な死体安置室へ収容されます。異常な生命活動の停止が確認された後、標準的な死体処理手順に従って焼却処理してください。

 
説明: SCP-2228-JPは特定の電話番号へ架電した人間に発症する強迫症状ならびにそれを起因とする異常現象の総称です。被影響者(以下SCP-2228-JP-1)は約30日間をかけて精神的・身体的に3段階の変化を遂げます。内容は下記の通りです。

 第一段階
 ・開放空間に対する恐怖感の増加
 ・狭小な閉鎖環境(主に自室など)への執着と自発的な隔離
 ・外部社会からの物理的な遮断、およびあらゆる対人交流の拒絶

上記が全て完了し、対象が精神的安寧を得ることで第二段階へ進行します。概ね2~3週間程度で第一段階は終了します。

 第二段階
 ・異食(シリコン剤、パテ、ウレタン、ゴム、接着剤など)
 ・自身の呼吸および排泄行為に対する忌避感の増加
 ・軽微な身体の膨張

第二段階の進行により、対象は異食に伴う窒息や腸閉塞に伴う臓器不全を起こします。第二段階の対象を物理的に拘束し異食行為を阻害した場合、重度の錯乱状態に陥り未知の幻覚および幻聴を訴えます。その後、約1週間以内にアナフィラキシーショックに酷似した急激な気道浮腫を発症し、例外なく窒息死に至ります。

 第三段階
 ・不明な理由での生存 

第二段階を経て異食行為を継続した場合、SCP-2228-JP-1は気道閉塞や臓器不全など通常の医学的観点において確実に死亡すると推測される状態に陥った後も、最低120時間にわたり生存が確認されます。この期間中、対象との意思疎通は不可能です。

SCP-2228-JPの発生事案は、2000年から2005年の期間にかけて急激に増加しました。調査によりこの増加時期と合致する形で、国際的なケーブルテレビ放送網を介して特定の通信販売番組が放映されていた事実が確認されています。放映は各国の深夜帯に集中する傾向が見られ、1回あたりの放映時間は一律して約30分51秒です。当該番組の放映スケジュールは公式の番組表に一切記載されておらず、放送局の関係者への聴取においても放映の事実を認識している人物は確認されませんでした。また番組の出演者についても、現在に至るまで身元の特定には至っていません。

当該番組は5年間で計32回放映され、密閉用タッパー、布団圧縮袋、キャニスター、ドラム缶、シリコンラップ等の販促を行っていました。確認されているSCP-2228-JP-1の約60%は実際に番組内の商品を購入していたと推測されており、対象の自室からは番組内で紹介されたものと同一とみられる物品が頻繁に回収されています。なお該当物品に異常性は確認されていません。

初期の映像は未加工のグリーンバックを背景としており、男性司会者と女性アシスタントが画面中央部に直立した状態で進行します。女性アシスタントによってプラスチック製のボードに書かれた該当電話番号が、常に画面上に映し出されていました。2004年に放映された第27回目以降の放映では背景に宇宙空間の映像がクロマキー合成され、また該当の電話番号が画面下部に常時テロップとして表示されるようになったことで、視聴者からの架電をより持続的に誘発する形式へと変化しました。

32回目の放映時、男性司会者により予算都合による番組の打ち切りが発表されました。その後現在に至るまで放映は中止されています。放映の再開を阻止するため特別収容プロトコルに則り、継続的な監視が求められます。

 
補遺2: 注文時同封されるショップカードの抜粋

Keep to your house, and wait for the smoke to lose its voice.
(煙の音が止むまでは、あなたはそこにいればいい)



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