SCP-294-J
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アイテム番号: SCP-294-J

オブジェクトクラス: N/A Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-294-Jは目下、初期発見地点でアグニュー研究員により監視されています。
収容プロトコルはタクト研究監督官にSCP-294-Jを報告した後で施行されます。

説明: SCP-294-Jはサイト-19休憩室内で発見されたブラックコーヒー入り発泡スチロールカップ、その内部に広がる極微水中文明です。SCP-294-Jには急速な知性の発達と社会構造の理解が窺える二足歩行生物(SCP-294-J-1)という形質の微小種族が生息しています。

補遺: 顕微鏡検査によってSCP-294-Jでは瞬間移動の発明、既知の疾病ほぼ全ての治療の確立といった技術発展時代が到来し、加えて啓蒙思想が普及している実態が判明しました。

SCP-294-Jの初期発見時の状況と文書化以降の時間経過を鑑みるに、SCP-294-Jは今晩17:30までに理想的ユートピア社会に発展するという仮説が立てられています。友好的関係を結ぶためのSCP-294-J-1との交信計画が目下進行中です。

補遺 - 無力化記録

タクト博士: 本当にぶっ飛んだ奴だな。何を根拠にコイツが他とは違うって?

アグニュー研究員: 言ったじゃないですか、他と違うんです。ダブルチェックもしました。でも全て本当だったんだ!

アグニュー研究員は従業員室に入り、コーヒーテーブルに向かって歩いて行く。

アグニュー研究員: ご覧あれ、もう間もなくです!コーヒーの中身は既に世界規模の電力システムに改造され、カップ外を目指さんとするロケット建造の真っ只中に―

アグニュー研究員が従業員室のコーヒーテーブル前で立ち止まる。テーブルにはフォールド博士が座っており、コーヒーを一杯啜っている。アグニュー研究員から微かな啜り泣き声が漏れる。フォールド博士はテーブル上の、件のコーヒー入りのカップに視線を落とす。

フォールド博士: ごめん。君のだった?

カップ及びフォールド博士に対する胃鏡検査が実施されましたが、SCP-294-Jの痕跡は一切発見されませんでした。しかしながらコーヒーを提供したコーヒー自動販売機の収容に加えて、販売機の製造業者に宛てた安全衛生報告書送付が実施されました。

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