SCP-4752-JP
(撮影日: 2026/09/02)
アイテム番号: SCP-4752-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-4752-JPが出現する███丘の周辺区域にはカバーストーリー「再開発」が適用され、民間人による侵入を防止します。また、SCP-4752-JPの出現中、フィールドエージェント1名が現地に滞在し、SCP-4752-JPに関する観測および記録を行います。
説明: SCP-4752-JPは、██県███市の███丘頂上において、毎年6月中旬から9月上旬にかけて出現する、単全長約12m、柱部の直径約30cmの独柱式道路照明灯です。SCP-4752-JPは一般的な道路照明灯と同様にコンクリート製であり、柱部および照明部分を構成する部品に異常性は確認されていません。
SCP-4752-JPは、日没前後に照明部分が点灯状態に移行した場合に異常性が発現し、照明が当たっている地表面からヒマワリ(Helianthus annuus)に酷似した非実体的存在が瞬間的に8~14本程度出現します。当該実体群は向光性を有していると推測されており、SCP-4752-JPが消灯状態に移行するまで照明部分に対して花弁を向けます。SCP-4752-JPは備えられた蓄電パネルによって数時間程度稼働しますが、消灯状態に移行した場合、前述の実体群は「根本から火炎が発生し、徐々に焼失・延焼する」形で消滅します。
9月7日の午後6時39分になった場合、または突風などによる外的被害がSCP-4752-JPの耐久強度を超過した場合、SCP-4752-JPの柱部から発火し、炎上による劣化が原因で倒壊します。発生した火炎は周囲の物体および生物に引火しませんが、現在まで消火の試みは成功していません。倒壊後、SCP-4752-JPを構成する部品は、その素材に拘わらず、数日で風化・消滅します。また、前述の日時になる前に倒壊した場合、翌年の6月中旬までSCP-4752-JPは再出現しません。
SCP-4752-JPは、2023/06/30、"無くなったはずの街灯が復活している"旨の個人ブログの情報を基に調査を行っていた異常発見部門所属のエージェントにより発見されました。収容体制の構築後、ブログ作成者および閲覧者に対してカバーストーリー「精巧なレプリカ」が適用されています。なお、SCP-4752-JPの形状などから、過去に同市で捕捉されたAnomalousアイテムおよび超常現象との関連性が指摘されています。以下は、該当記録群の転写です。
Anomalousアイテム記録
説明: 完全に生長していない状態において、日没後に特定の地点へ花弁部を向けるヒマワリ(Helianthus annuus) 4,752本。
回収日: 2022/08/13
回収場所: ██県███市、███丘麓
現状: 収容コストおよび観光スポットとして機能している点を鑑み、6本を回収し低危険度植物型オブジェクト収容セルに収容。回収場所にはカバーストーリー「持ち去り防止」を適用し、日没後の民間人の進入を防止している。
追記: ヒマワリが向く角度を調査した結果、███丘頂上に設置されている道路照明灯を指す事が判明したが、関連性は不明である。また、周辺住民の聞き込みにより、財団による回収以前にも異常性が発現していた可能性が高い事が判明している。
追記2: 2022/09/07、付近で発生した森林火災の延焼により、███丘に群生している実例は全て焼失した。また、翌日に収容セル内に収容されていた全ての実例が灰になっている事が確認され、無力化済アイテムとして再指定された。なお、炎上により周囲の照度は比較的高かったにも拘わらず、前述の道路照明灯が点灯状態にあった事は特筆すべき事項である。
超常現象記録
概要紹介: ███丘頂上に存在する単独柱式道路照明灯1基が、撤去作業により運搬用トラックに搬入された際に発火・消失した。
発生日時: 2022/09/09
場所: ██県███市、███丘麓
追跡調査措置: 撤去作業を担当していた作業員7名に部分的な記憶処理が施された。現在、消失した照明灯の捜索が行われている。
追記: 当該現象発生の2日前に森林火災が発生し、███丘麓に群生していたヒマワリ群(旧AO-██████)およびその最近辺に位置する当該照明灯が延焼被害を受けた。その為、劣化に伴う倒壊の防止を目的に撤去作業が行われていた事が判明している。なお、発火の際に付近にいた作業員および搬送用トラックへの被害は無かった。


