SCP-5009
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日付: 2018-02-01
差出人: [監督者のアカウント:確認済み]
宛先: 全員
件名: なし

最初にこの文章を読む必要はないと言っておこう。

このメッセージを閉じれば、このメッセージの内容を忘れさせるための記憶処理トリガーが表示される。自分の生活に戻れ。無知で幸せなまま、友人や家族の元へ戻るんだ。

けれど、友人も家族もいない者は?自分が選んだ道ではそのような生活は不可能だと分かっている者は?暗闇の中に生きるために人生を捧げてきた者は?

君はこれを見るべきだ。

君には説明が必要だ。これは、財団の存在理由を知りたい人のためのものだ。なぜ私たちは確保し、収容し、保護するのか。なぜ私たちは世界の残りの部分が光の中で生きることができるように暗闇の中で死んで行かねばならないのか。

そして、それは君にとっては思いもよらないものだろう。


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