SCP-CN-2025

評価: +4+–x
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アイテム番号: SCP-CN-2025

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在、SCP-CN-2025はサイト-CN-34地下二階D14号収容セルの壁面に掛けられています。後続実験を簡便化するために、収容セル内に絵画道具を置くことが許可されています。関連実験の実施には、オブジェクト管理者であるTheresa博士の許可が必要です。オブジェクトへの接触はインシデントCN-2025-26以降、別途通知がなされるまで停止されます。

説明: SCP-CN-2025は高さ2.5メートル、幅2メートルの白紙です。オブジェクトはいかなる方法によっても破損されない特性を示します。

人間がSCP-CN-2025上に風景等の絵を描き、このオブジェクト上の絵が一定の完成度1に達すると、穏やかな光が発生します。この時点でSCP-CN-2025はゲートに変化しており、人間が絵に描かれた景色の中へ進入することが可能です。人間が絵の中に進入した場合、外部の観察者からは絵に変化が起こっていないように見えます。

約三時間後に、SCP-CN-2025上の絵はゆっくりと色褪せていき、最終的には完全に消失します。


補遺CN-2025-A

初期探索記録


前言: SCP-CN-2025はAre We Cool Yet?が[データ削除]で行った内覧会にて回収されました。情報によれば、Are We Cool Yet? はこの活動において高危険アノマリーに関与していたため、財団がこの展覧会へ突入し、数件のアノマリーを回収しました。そのうち、危険度の高いアノマリーは[データ削除]へ送られ、SCP-CN-20252のように性質の穏やかなものはサイト-CN-34に送られて収容されました。

実験概要: サイト-CN-34のSheryl特別招待博士がSCP-CN-2025上に草原の風景画(写実風)を描く。オブジェクトが活性化した後、D-5863に通信設備と位置測定システム3を装備させてオブジェクト内部を探索させる。48分後、D-5863は現実世界に帰還した。以下はD-5863の帰還後に行われたインタビューである。


<記録開始>

D-5863: “(疲弊) くそっ! ようやく見つけたぞ! ”

Theresa博士: ”D-5863、あなたが通信を切ったの? ”

D-5863: “はあ? 切ってないぞ? お前らこそ、ずっと返事をしなかったじゃないか。”

(D-5863が良好な状態の装備品を示す。技術スタッフは彼が現実世界へ帰還した際に通信が正常に復帰したことを示す。)

Theresa博士:“よし、わかったわ。それなら君の前には何が見える? ”

D-5863: “ええと、どう説明すりゃいいんだ……草原だ……だが本物じゃねえ。少し待ってくれ……なんというか……そうだ、この絵と同じ有り様だ。周りの様子は、まるっきり絵から出てきたようだ。俺が中に入るとすぐに、本物とは違うような目眩がしたんだが、すぐに慣れちまった。”

Theresa博士: 内部はどれ程の広さだった?

D-5863: 分かんねえが、もの凄く広いようだ。無限大ってやつか? 俺はずっと前進して、あちらこちらへぶらぶらして、そして迷っちまって……ついさっき、この来た時の入口に戻ってきたんだ。入口は、真っ白いスクリーンに見えた。

Theresa博士: わかったわ。他に何か補足することはある?

D-5863: ええと、目についた草か何かを引き抜いて見ようと思った。だが俺が近づいても草地はぼんやりとしか見えなくて……それで、触ってみたらものすごく……ベタついた? まるで油みたいで……あの感覚はうまく説明できないな。詳しく知りたいなら、自分で入って見た方がいいな。マジでさ。

<記録終了>


補遺CN-2025-B

テストログ抜粋

前言: Theresa博士がオブジェクトを引き継いだ後に、オブジェクトの性質を調査するために一連の実験を行うことが許可されました。


実験CN-2025-1

使用した図画: 一枝の梅の花(水墨画)

結果: オブジェクトは反応しない


実験CN-2025-2

使用した図画: 絵の上部に一枝の梅の花を配置し、底部に一本の横線を引いて地面を表現する(水墨画)

結果: オブジェクトは活性化した。被験者によれば地面は黒色のゲル状であり、かすかに波打っていた。空には朦朧とした一本の梅の花がある他は、全く何もなかった。(環境の外観は全て水墨により構成されていた)

メモ: 必要最小限の“風景”が描かれていることが対象の活性化に必要らしい。モノを一つ描いただけでは上手くいかない。——Dr.Theresa


実験CN-2025-5:

使用した図画: 部屋。椅子に男が一人座っている。(素描)

結果: オブジェクトは活性化した。予測通り、被験者は問題なく図画に描かれた景色(素描のような外観を示す)への進入に成功した。被験者の報告によれば、絵の中の男性は生きた人間に類似しており、被験者に向かって手を振ったものの、それ他の反応はなかった。被験者が会話を試みたが、それ以上の回答は得られなかった。


実験CN-2025-6: (CN-2025-5の追加実験。)

使用した図画: 実験CN-2025-5で使用されたもの

備考: 被験者はカント計数器を携えてすぐにオブジェクトに引き返した。

結果: 被験者は約一時間後に帰還した。被験者によれば、絵の中の男は無意識的に扉を開き、部屋の外へ出ていった。部屋の外には完成された世界があったが、同定可能な現実の建築物は一切確認できなかった。絵の中の世界のヒューム値は正常で、現実は十分に安定していた。

メモ: たった一部屋を描いただけなのに、背後の世界も創造されたというのか? 事態は私の想像よりも少し複雑なのかもしれない……——Dr.Theresa


実験CN-2025-11

使用した図画: エッフェル塔(子供の鉛筆画)

結果: オブジェクトは反応しなかった。

メモ: よし、当然の結果だ。——Theresa博士


実験CN-2025-12:

使用した図画: エッフェル塔(写実風)

結果: オブジェクトは活性化し、被験者は予想通り描かれた風景(オブジェクトに描かれた外観を呈した)への進入に成功した。被験者によれば、今回の環境はかなりリアルであり、かつ、非常に多くの姿が曖昧なヒト型実体が周囲を歩行していた。被験者は環境をしばらく探索したが、画中の世界は現実とほぼ一致した。

メモ:
絵を描く担当者を交代して欲しい。自分の描いた絵が徐々に消失していくのを見るのは私にとって精神的に疲弊するし、苦痛だ。申し訳ない。
——Sheryl博士

承認する。——Theresa博士


実験CN-2025-19

使用された図画: リンゴが一つ置かれている机。(素描画)

備考: 被験者はリンゴを持ち出すように指示された。

結果: 被験者は問題なくオブジェクトに進入してリンゴを持ち上げたが、スクリーンを越えて現実世界へ持ち出すことはできなかった。

メモ: ああ……これも予想していたことだったわ。——Theresa博士


実験CN-2025-25

[データの不正削除]4


[情報部門によりデータ復元中]


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