SCP-CN-2172

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SCP-CN-2172と同じ型番の異常性のない万年筆

アイテム番号: SCP-CN-2172

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在、SCP-CN-2172はPOI-7235によって所持されています。財団は既にPOI-7235と秘密保持契約を締結しており、対象は財団の監視下でのみ当オブジェクトを使用することに同意しています。また病患が全快した際には自ら記憶処理を受け入れるとともに、SCP-CN-2172の所有権を放棄し、財団にその処遇を一任することを承諾しています。POI-7235の要望に応じ、対象に適用される虚偽の記憶は、実際の状況から機密情報を削除したものとした上で、SCP-CN-2172を同一外観の異常性のない万年筆と取り換えることとなっています。

説明: SCP-CN-2172はパイロット(PILOT)製の灰色の万年筆です。ペン軸にPOI-7235の名前が刻まれていることを除き、その外観は一般的な異常性のない万年筆と差異はありません。実験により、当オブジェクトはいかなる手段による破壊も無効であるとともに、恐らく無尽蔵のインクを含有していることが判明しています。当オブジェクトの主な異常性は、あらゆる筆記可能な表面上でオブジェクトを使用して任意の定積分の計算式を記した際に、当該積分式中の積分記号にあたる位置に一本の純金のバール(以下SCP-CN-2172-1)が出現し、同時に元の積分記号が消失する、という形で現れます。

SCP-CN-2172-1の長さは元となる積分記号と一致し、直径は通常約0.5cmです。材質を除き、同じ大きさの鉄製のバールと外観や性能において差異はありません。材質が異常性のない純金であることと、獲得難易度が比較的低いことから、当オブジェクトの過度な使用が金の価格変動を引き起こす可能性を度外視すれば、対象は所持者に無制限の資金収入をもたらすこととなります。

SCP-CN-2172は世界オカルト連合がGpエクスプレスの輸送車チームを襲撃した際に回収されました。交戦によって双方ともに甚大な損害を受けていたため、財団のエージェントはGpエクスプレスの荷物の回収に成功しました。当オブジェクトはその際に回収された物品の一つです。

調査によって、当オブジェクトの宛先は中華人民共和国██省██市第一中学校であり、受取人は当該校に勤務する数学教師の王██(POI-7235として指定)となっていることが判明しています。POI-7235は現在郊外で貸家住まいをしており、いかなる要注意団体との関連性も見られません。また氏は家庭で娘を三人育てており、配偶者とは離婚しています。対象は直近の勤務校での健康診断にて肺癌と最終診断を下されていました。しかし本報告書執筆時点まで、POI-7235は当該校で教鞭を執り続けており、対象の家族はこれらの事情を知らないものと推測されています。

付録CN-2172-1:
当オブジェクトの小包にはポストカードが一枚入っていました。内容は以下の通りです。

先生、当時は万年筆を貸してくださりありがとうございました。
新品を買ったのでお返ししますね。

(1)
\begin{align} \int_0^{education}man(x)\mathrm{d}x=∞ \end{align}


ARE WE COOL YET?


当時どうしても定積分が解けなかった学生より
(今は解けるようになりました)

倫理委員会の指示に基づき、当オブジェクトはPOI-7235の元へ送り届けられるとともに、現在の収容プロトコルが制定されました。

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